今日、図書館で借りていた小説(川端賞や谷崎賞を受賞した作家)を読んでいると、作品内で実際に起きたらしい殺人事件を題材にとっているものがあり、気になってネットで調べてみた。こんな事件が本当にあったのかな? と思ったから。
そうしたら……一個人が起こした日本の大きな殺人事件を知ることとなった。
小説に出てきたのは、大手の銀行強盗人質事件。
それから、関連のある項目として、シージャックとバスジャックを知り、
そして、日本史上最も凶悪な連続殺人の『津山事件(津山30人殺し)』に行き着いた。それは1938年、岡山県ののどかな部落で起きた。
全く知らなかった。こんな事件があったなんて。
たった一人の若者が日本刀と匕首(あいくち)、そして大型猟銃を凶器に携え、一時間半というわずかの間に30人もの人々を殺した。部落の人口の三分の一を殺めたことになり、一家全滅も数件あった。そういう事件がこの日本であったなんてね。
誰もが知っていると思う、名作・横溝正史の『八つ墓村』がこの事件を題材にしている。驚いた。あの頭に二本の小型懐中電灯を鉢巻で付けた男が闇の中を駆けるシーン。フィクションでしかありえないと思っていたけど、あれ、実際に起きていたものだったんだね。
他にも、著名な作家がこの事件を題材にして作品を書いている。松本清張とか岩井志麻子とか島田荘司とか西村望とか。
事件がどのようなものであったのか、その内容を知っていくと、何だか実際に起きたものなのか疑ってしまうものだった。現実味に乏しい。あんまりにも凄惨すぎるし、冷酷に過ぎるし、動機は男女の情から来るもので、自分勝手すぎて、無関係な人まで殺めるなんてとても信じられん。
でも、やはりどうやら実際に起きたもののようで。ウィキペディアにもちゃんと載っていた。その土地の歴史には、津山事件が起こった、って簡潔だけど記載されているとのこと。
ホラーゲームの『サイレン』もこの事件を題材にしているということで、なるほど、事件の内容を読んでいると、どうもサイレンを思い出すなぁ、と思っていた。納得。知らずにやっていたっていうのも、滑稽かもしれない。あの大ヒットゲーム『ひぐらし〜』もこの事件に影響されたのは間違いないだろうな。
村という狭い社会の中で、尚且つ夜ばいなんていう古い習慣の残っていた土地だったので、こういうことも起きたのだなぁ、と。
ミステリ・ホラー小説書く人とかは、こういう大きな事件は知っていなくっちゃいけないことなんだろうな。
この事件知ってる人って、結構いるのだろうか? 今の20代30代の世代でもあまり知らないのでは……。
……いや、でも、普通の人は知らなくてもいい事件だろうな。凶悪すぎるもの。
ミステリでもホラーでもない、現代小説読んでたのに……。小説を書く者としては、こういう恐ろしい事件が実際にあったんだ、と勉強にはなったけどさ、トホホ。。。予想外に時間をつぶしてしまった。